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主役級インテリア⁉テレビボードの選び方~最適な視聴距離やテレビが見やすい視線とは~

家具の中でソファ、ダイニングセットと並んで新築時に購入確率の高いテレビボード。

 

テレビとテレビボードは壁一面を使ってレイアウトしますので、リビングの顔になる主役級のインテリアです。

 

更に背面にアクセントクロスやタイルを施工すると、まるでテレビがアートのように装飾性を持ちます。

 

 

 1.テレビとテレビボードの大きさとバランス

 2.素材・色

 3.収納・リモコンの赤外線

 4.テレビとソファの視聴距離

 5.テレビが見やすい視線の高さ

 6.壁掛けテレビのメリット・デメリット

 7.フロートタイプのテレビボード

 

 

今回は以上7つのテレビボードを選ぶ基準をご紹介します。

 

 

▮テレビとテレビボードの大きさとバランス


 テレビボードはテレビより大きい方が見栄えがします。逆にテレビボードの方が小さいと見た目がカッコ悪くなります。


インテリアで大事なのはテレビの大きさではなく、バランスです。

 

具体的にはテレビよりテレビボードの両脇が30cm〜40cmずつ大きいサイズが理想的です。

 

例えば55インチのテレビの幅は約120cmあります。


両脇30cmずつ大きい場合

120cm+30cm+30cm=180cm


両脇40cmずつ大きい場合

120cm+40cm+40cm=200cm

 

のテレビボードを置くと理想的なサイズバランスになります。

 

しかし部屋の広さや壁の大きさによっては180cm〜200cmのテレビボードが置けない場合もあります。

 

その場合は両脇10cmずつでもテレビより大きいテレビボードをオススメします。

 

最近では大型テレビを置くご家庭がとても増えました。

 

テレビは買い替えたけどテレビボードはそのまま…なんてことはありませんか?

 

大型テレビは重量があり薄くて倒れやすいので、テレビの方が大きいと体が当たって倒れる恐れがあります。

 

見た目だけでなく安全性を考慮した場合でもテレビより大きいテレビボードを選ぶのが最適ですね。

 

▮素材・色


家具選びの定番となりました素材と色。

 

北欧モダンや木のぬくもりが好きな方は無垢のテレビボードがオススメです。

 

見た目の高級感や木目の美しさは圧巻です。

 

床材やダイニングテーブルに無垢材を選ばれた方はテレビボードも無垢を選びますと、より部屋に統一感が増します。

 

他にも突板や合板・MDFなど様々な素材がありますが、やはり部屋の雰囲気や他の家具の素材や色と合わせて選ぶと美しくまとまります。

 

部屋をモダン系にしたい方は白やグレー、最近人気のセラミック柄を選ぶと相性がいいですね。

 

▮収納・リモコンの赤外線


テレビゲームをしたりDVDを見るときはゲーム機器やAV機器・DVDを収納するスペースが必要になります。

 

最近のテレビは薄型が主流ですのでテレビの奥行を考慮する必要はありませんが、お使いのゲーム機器やAV機器を収納できる奥行があるかどうかは考慮する必要があります。

 

更に機器類のリモコンを使う場合、オープンタイプやガラス扉・スリットの入っている扉のテレビボードですとリモコンの赤外線を通しますが、板だけの扉ではリモコンを通さない場合があります。

 

この場合、赤外線信号を受信してくれるリモコン中継器を付けますと問題なく使用できます。

▮テレビとソファの視聴距離


テレビとソファ(テレビを見る位置)の距離が近すぎるとテレビが見にくくなりますし、インテリア的にも圧迫感を感じてしまいます。

 

テレビとソファの距離はテレビの高さの3倍が目安になります。

 

例えば55インチのテレビは長さが約80cmあります。

 

80cm×3=240cm が最適な視聴距離になります。

 

これを逆算して考えると、部屋の大きさによってはもう少し小さいテレビの方がいい場合もあります。

 

インテリアで大事なのは部屋全体のバランスですので、テレビが大きければいいという訳ではありません。

 

部屋の大きさやソファとの位置関係を考慮するとテレビのサイズも必然と決まりますね。

 

▮テレビが見やすい視線の高さ


人の視線は水平より少し下を向いています。

 

テレビが見やすい高さも水平より少し下の視線になるようにテレビを配置すると、テレビを見るときに目が疲れにくくなります。

 

具体的には椅坐位(座った体制)で15度下向きに画面の中央が来るのが理想的です。

 

これを鑑みますと壁掛けテレビはどうしても上を見ることになりますので、長時間テレビを見るには疲れてしまいます。

 

▮壁掛けテレビのメリット・デメリット


昨今、人気があるのが壁掛けテレビです。

 

我が家にも採用していますが、何といっても見た目のインパクトと高級感があります。

 

更に背面にアクセントクロスやタイルを施工すると、まるでテレビがアートのように装飾性を持ちます。

 

・壁掛けテレビのメリット

 

テレビ周りは静電気が発生しますのでホコリがやまりやすいですが、壁掛けテレビはお掃除がとても楽です。

 

地震の時に倒れる心配がありません。

 

・壁掛けテレビのデメリット

 

先に挙げたように視線がどうしても上を向いてしまい、長時間テレビを見ると目が疲れやすくなります。

 

テレビが移動できないので模様替えができません。

 

配線を見せないようにする配線計画が事前に必要となります。

 

▮フロートタイプのテレビボード


壁掛けテレビと共に採用するのが人気のフロートタイプのテレビボードです。

 

フロートとは床から浮かせる家具で壁に吊って設置します。

 

見た目のスッキリ感や美しさが人気で、壁掛けテレビと合わせてテレビボードも壁に吊って設置する方が増えています。

 

しかしフロートタイプにする場合は新築時に下地の補強など、事前の工事が必要となります。

 

▮まとめ


家具の中でソファ、ダイニングセットと並ぶインテリアアイテムのテレビボード。

 

テレビとテレビボードは壁一面を使ってレイアウトしますので、リビングの顔になる主役級のインテリアです。

 

更に背面にアクセントクロスやタイルを施工すると、まるでテレビがアートのように装飾性を持ちます。

 

そのため、より美しいレイアウトにするには大きな壁が必要となります。

 

新築の際掃き出し窓を2つ作るなら1つは壁にして頂くなど、大きな壁を確保することを心からオススメします!

 

今回もありがとうございました。